【言葉を話せない愛犬・愛猫のために】なぜ定期的な健康診断が必要なの?

川崎市獣医師会

川崎市獣医師会

本記事は、公益社団法人川崎市獣医師会に所属する獣医師の監修のもと執筆しています。
川崎市獣医師会:https://www.k-vma.com/

「毎日元気に過ごしているし、ご飯もモリモリ食べているから大丈夫!」

そう思って、愛犬・愛猫の健康診断を後回しにしていませんか?

言葉で体調の不調を伝えられないペットたちにとって、定期的な健康診断は大切な命を守るための欠かせない習慣です。今回は、なぜ元気なうちから健康診断を受けるべきなのか、その理由を分かりやすく解説します。

目次

ペットの1年は、人間の約4年分

ワンちゃんやネコちゃんの成長スピードは、私たち人間よりもずっと早いことをご存じでしょうか。

種類や個体差もありますが、ペットの1年は人間の約4年分に相当します。つまり、1年間健康診断を受けないでいると、人間でいえば「4年間も健康診断を受けていない」のと同じ状態になってしまうのです。

人間よりも早く歳をとるからこそ、こまめな身体チェックが欠かせません。

見た目が元気でも安心できない理由

「うちの子は元気だから病院に行かなくても大丈夫」と感じるかもしれませんが、実はここが大きな落とし穴です。

病気を隠す本能

動物には、敵に弱みを見せないために「不調をギリギリまで隠す」本能があります。飼い主さんが「食欲がない」「元気がない」と気づいた時には、すでに病気が進行してしまっているケースも珍しくありません。

元気なときの基準値を知る大切さ

健康なときに血液検査などのデータを取っておくことで、その子固有の「正常な基準値」がわかります。万が一体調を崩した際も、正常時のデータと比較することで、早期に原因を突き止めやすくなります。

年齢にあわせた受診ペースの目安

年齢や健康状態に合わせて、受診の頻度を変えていくのがおすすめです。

~6歳頃まで(若齢期・成犬・成猫):年に1回

健康維持と基準値データの蓄積を目的として、年に1回の定期健診を受けましょう。

7歳~(シニア期):半年に1回

7歳を超えると、人間でいう40代後半~50代の「シニア期」に入ります。病気のリスクが高まるため、半年に1回のチェックが推奨されます。

元気な今こそ、健康診断を

健康診断の最大のメリットは、「病気を早く見つけること」はもちろん、「今、健康であること」を確かめて安心できる点にあります。

言葉を話せない愛犬・愛猫が、1日でも長く元気に、笑顔で過ごせるように。「元気な今」から、定期的な健康診断をはじめてみませんか?

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