地域の暮らしを支える「たちばなペットクリニック」宮﨑先生インタビュー

川崎の地に根ざし、獣医師として30年にわたり地域の命と向き合い続けてきた「たちばなペットクリニック」の宮﨑院長。シアトルの外科専門病院での勤務や夜間救急で経験を重ねてきた先生が何より大切にしているのは、正確な診断と「その子とご家族にとって何が一番幸せか」を見極める真摯な医療です。

スタッフや看護師とのチームワークを重視し、些細な体調の変化から救急対応、日常のケアまで安心して相談できるアットホームな環境づくりを徹底。今回は、宮﨑先生の医療にかける情熱から、ピラティスや朝の習慣を楽しむ等身大の素顔までたっぷりとお話を伺いました。

目次

正確な診断と対話を重ねる誠実な医療

ーー獣医師を目指したきっかけを教えてください。

生まれた頃から家にいつも犬がいて、動物がとても身近な環境で育ったことが原点ですね。

宮﨑先生

ーー開業されたきっかけや、この地域を選んだ理由はありますか?

地元であるこの場所なら、実家の建て替えと同時に親の面倒もしっかり見られると考えたことが大きなきっかけです。育った地域への恩返しも含めて、ここで開院することを決めました。

ーー診療をするうえで一番大切にしていることは何ですか?

まずは先入観を持たず「正確に診断すること」を第一にしています。その上で、ただ病気だけを見るのではなく、その子の年齢や生活環境、性格、そして飼い主さんのご意向もしっかり汲み取った上で、動物とご家族にとって「何が一番プラス(得)になるか」を常に基本に置いてご提案しています。

ーー獣医師として印象に残っている出来事はありますか?

卒業以来の院長先生はじめ諸先輩方、看護師の方々にお世話になり今に至りますが、2年弱ほどお世話になった、アメリカ・シアトルの外科専門病院での経験です。日々の高度な技術はもちろん、日常生活や医療文化の違いなど、現地で体験したすべての出来事が今でも鮮明で深い印象として残っています。

総合診療と救急対応で地域を支える院内体制

ーー病院名の由来があれば教えてください。

地元での開業という事もあり古くからの地名である橘(たちばな)を平仮名にしました。

ーーどのような雰囲気の病院を目指していますか?

飼い主さんにとっては「いつでも気軽に立ち寄れて話しやすい場所」、そして一緒に働くスタッフにとっては「安心して長く勤められる環境」を目指して、日々の雰囲気づくりを心掛けています。

ーー力を入れている診療分野・得意分野はありますか?

特定の科だけでなく、総合診療全体の底上げを一番大切にしています。また、予期せぬ急変や緊急事態にも一定程度しっかり対応できるよう、救急医療の体制も意識して整えています。

ーー院内設備やサービスなど、こだわっている部分はありますか?

医療の質や技術を高い水準で保ち続けられるよう、最新の機材への入れ替えや導入は惜しまず行っています。またサービス面では、看護師も病気や治療について飼い主さんとしっかりお話しできるよう、院内での知識共有や教育にも力を入れています。

ーースタッフさんや病院の特徴を教えてください。

飼い主さんとも落ち着いて話の出来るスタッフが揃っていると思います。

動物医療30年の歩み。日々の小さな不調サインを見逃さないために

ーー地域の動物や飼い主さんと接する中で感じることはありますか?

獣医師になって30年ほどになりますが、この間にも飼い主さんの意識や獣医療の環境は大きく変わりましたね。皆さん動物の健康に対してより深く配慮してくださるようになった分、私たちもこれまで以上に丁寧な説明が求められるようになりました。同時に、人間の医療との違いや獣医療の限界についても、正しく明確にお伝えしていく機会が増えたと感じています。

ーー川崎市の飼い主さんへ伝えたいことはありますか?

普段の生活の中で「いつもと少し違うかな?」という細かい不調のサインに気づくのは、人間同士でも難しいことです。ですが、飼い主さんが違和感を覚えた時は、実際に何かしらの症状が隠れていることが多いものです。「これくらいで…」と思わずに、気づいたタイミングで遠慮なくご相談いただければと思います。

ーー普段から気をつけてほしい健康管理などはありますか?

日々の細かいサインに気を配るのは人でも難しい事ですが、気付かれたときには何かある事が多いです。ご相談頂けたらと思います。

先生の素顔コーナー!?宮﨑先生の素顔と休日

ーー先生ご自身は動物を飼っていますか?

はい。ミックス犬が1頭います。

ーー好きな動物や思い出に残っている動物はいますか?

やはり歴代の犬ですね。他に合鴨がいました。

ーー休日の過ごし方や趣味を教えてください。

体のケアや身体開発を兼ねてピラティスに通ったりしています。それ以外の休日は、特にお酒を飲みながらのんびり自堕落に過ごすのが好きですね。

病院同士の連携でより安心。大切なご家族との楽しく豊かな暮らしを応援

ーーかわペットをご覧になる飼い主さんへメッセージをお願いします。

川崎市獣医師会の木村会長をはじめ、現在では病院同士の横の連携もより強くなり、地域全体で動物たちをサポートする体制が整ってきています。これからも地域の皆さんが大切な家族とより良く暮らしていけるよう、しっかりとお手伝いができればと思っています。

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